民間の教育ローンと国の教育ローン、どっちがお得?

一般には国の教育ローンがお得だと言われていますが・・・。

国の教育ローンと民間の教育ローンを比べた場合、国の教育ローンのほうが金利が低く、借入期間の長く、審査も民間よりも厳しくない点から国の教育ローンのほうがお得と言えます。

 

たとえば、金利(固定金利)については、国の教育ローンは2.85%、某民間金融機関は4.7%です。

 

一見すると圧倒的に国の教育ローンの金利が低く見えますが、実は両者の金利は単純には比較できないのです。

 

なぜなら、民間の金融機関の金利には保証料が含まれているからです。

 

国の教育ローンの場合、保証人に代えて保証料で済ますこともできますが、金利には保証料は含まれていません。

 

したがって、別途、保証料を支払うことになります。(実際は融資額を振り込む時に保証料は差し引かれます)

 

そこで、国の教育ローンを利用する場合で保証人に代えて保証制度を利用する場合は保証料が別途必要になりますので、圧倒的に国の教育ローンが有利とは言えないのです。

 

では、具体的に総返済額で比較してみましょう。

 

借入額は100万円とし、返済期間は10年間です。(固定)金利については、国の教育ローンは2.85%、民間金融機関は4.7%とします。元利均等返済。

 

■国の教育ローン

 

A.返済額:毎月返済額9,656円(年額115,872円)、総返済額1,149,064円

 

B.保証料:67,467円

 

A+B=1,216,531円

 

■民間金融機関の教育ローン

 

A.返済額:毎月返済額10,460円(年額125,520円)、総返済額1,255,171円

 

B.保証料:0円(金利に含まれているので別途支払う必要はない)

 

A+B=1,255,171円

 

以上からわかると思いますが、国の教育ローンで保証料を支払う場合、民間金融機関の教育ローンに比べ圧倒的に有利とは言えませんね。

 

しかも、国の教育ローンは100万円借りても、振り込まれる額が保証料を差し引いた93万2533円になりますので、100万円利用したければ、108万円借りなければなりません。

 

108万円借りた場合、毎月返済額は10,429円(年額125,148円)、総返済額は1,241,051円、保証料は72,864円です。

 

つまり、100万円を使いたい場合、総返済額は国の教育ローンも民間の教育ローンもほとんど変わらないということです。

 

 

 

 

 

 

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