国の教育ローンが利用できない場合の資金調達法をまとめてみました。
日本学生支援機構の奨学金は入学後にしか利用できません。入学前に必要なお金、特に入学手続き時の納付金(60万円~100万円)が不足している場合、教育ローンを利用するのが一般的です。
教育ローンは民間金融機関の教育ローンと国の教育ローンがありますが、低所得家庭では国の教育ローンを申し込むのが一般的です。
もし、低所得などの理由により、国の教育ローンの審査に通らなかった場合、銀行系の教育ローンは国の教育ローンよりも審査が厳しいので、こちらを申し込んでも審査は通らないでしょう。
ノンバンクの教育ローンを申し込むと言う手はありますが、金利が高いので避けたほうが良いと思います。
そこで、検討したいのが、自治体の貸付制度です。
■東京都独自の受験生支援貸付事業
受験料や塾代を無利子で借りることができます。大学や専門学校等に合格すれば、返済免除されます。
■入学準備金貸付制度
入学に必要なお金を借りることができます。借入額の上限は自治体により異なります。
■日本学生支援機構の奨学金
奨学金は入学前には利用できません。しかし、入学時特別増額貸与奨学金の採用候補者は労働金庫が「入学時資金融資」(50万円以内)の相談に応じてくれます。
■社会福祉協議会の「教育支援資金」
入学金等に利用できる就学支度費(例:50万円以内)を無利子で借りることができます。
■母子福祉資金
母子家庭向けの貸付制度です。入学金等に利用できる就学支度金(例:59万円以内)を無利子で借りることができます。
詳しくはご自身のお住まいの自治体に相談してください。